台湾花布(花柄の布地)は、伝統的な布生地販売店では「被単布(ベッドカバー用布地)」や「花仔布(花柄の布)」とも呼ばれています。最も初期には日本統治時代の台湾でその姿が見られ、1960年~1990年の間に広がりを見せました。当時は台北の遠東紡績工場のほか、南部の南紡と彰化県の和美にある紡績業のどこでも生産されていました。
台湾花布はかつて台湾の一般家庭で生活用品によく見られる図柄でしたが、1980年代後は生産量が多く、廉価であることから、安価で流行おくれの製品と考えられるようになりました。
実は台湾花布の起源は客家文化と直接の関係はなく、台湾の各民族グループで幅広く用いられています。インターネット上では様々な花布の起源についての記事が検索できますが、これは客家の人々が倹約家であり、様々なものを捨てることが惜しいと感じることを表しています。各家庭で不要になった布を集めることで、自然に色鮮やかな品々になることから、花布は客家を代表するようになりました。
花様工作室の責任者 陳宗萍氏は2013年のインタビューにて「台湾の伝統的な花布は客家の花布とイコールではありません。花布には台湾の地方的特色を備えてこその模様と特色であり、台湾特有の文化的な情感なのです。」と述べています。台湾の伝統的な花布文化はそれぞれの民族グループでシェアされているものであり、単一の特定されたグループで使用されている布地ではありません。しかし客家委員会の強力な推進活動と宣伝により、台湾花布は客家文化の代表的なイメージとなり、花布文化の保存と発展に対する功績は確かに存在しています。
参考資料 (以下敬称略)：
1. 陳右欣（2011） “客家花布”？“台湾花布”？のデザインと文化的現象の研究
https://style.udn.com/style/story/8065/971024
2. 蘇湘雲 (2013) 「台湾特有の情感 陳宗萍「花様時代」を取り戻す
https://style.udn.com/style/story/8065/971024
3. 黄莉翔 (2017) 「台湾紅」は大紅(深紅)を要する。ファッションの魂をまずその身に宿す
https://www.wazaiii.com/articles?id=155
4. 「花布時代―台湾花布の図柄と美学を語る」 出典
http://www.sshcf.org.tw/Article.aspx?MN=201606200001&DMN=201612190002
5. 黄靖芳 (2011) 「客家花布は客家を代表しているのか？」
http://hakka.ncu.edu.tw/hakka/modules/tinycontent/content/paper/paper142/05_15.html
1_客家の花布は台湾の客家文化の重要な要素の1つであり、通常鮮やかな色彩とカラフルな図案で知られています。
2_ .パッケージには代表的な客家の花布のイラストを採用しました。イラストはカラフルで活力に満ち、台湾客家文化の豊かな特色が映し出されています。
3_客家花布をプリントした、丸軸天冠付き2B鉛筆です。
4_製品はCE認証、EN71-3重金属溶出試験、ASTM-D4236の認証を通過しています。絶対に安心してお使いいただけます。
5_引き出し式ボックス(6本入り)＋しおり付き
追加情報：
（12本入り）
CB-316 客家花布シリーズ2B鉛筆 (展示セット)
引き出し式ボックス(6本入り)＋しおり付き